プロペラ アセンブラに関する文書

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原文のPDF
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翻訳者: @ksksue

Cog詳細

 各Cogは512 x 32-bit レジスタ領域を持っています。最後の特殊レジスタ16個を除いて、この512個のレジスタはすべてRAMです。
RAM領域は実行コード、データ、変数のために使われます。最後の16個のレジスタはHUB、IOピン、ローカルCOGペリフェラルのインタフェースとして使われます。

 一つのCOGがブートされたとき、そのCONGのRAM記憶領域はメインメモリからシーケンシャルにロードされます。そしてその特殊レジスタはゼロにクリアされます。
ロードされた後、そのCOGで$000から命令の実行がスタートします。リセットが起こるか、自身もしくは他のCOGによってストップかリブートがかかるまで、コードが実行され続けます。

 I/Oピンや消費電力といったすべての影響をキャンセルするため、
ひとつのCOGがストップされたときもしくはリセットが起こった時、すべてのCOGのI/Oレジスタは即座に0クリアされます。

 下の表はCOG内の特殊レジスタの概要です。

AddressNameAccessDescription
$000-$1EF-リード/ライト汎用RAM
$1F0PARリードオンリー*ロングアドレスパラメータ
$1F1CNTリードオンリー*システムカウンタ
$1F2INAリードオンリー*P31〜P0の入力値
$1F3INBリードオンリー*P63〜P32の入力値**
$1F4OUTAリード/ライトP31〜P0の出力値
$1F5OUTBリード/ライトP63〜P32の出力値**
$1F6DIRAリード/ライトP31〜P0の方向制御
$1F7DIRBリード/ライトP63〜P32の方向制御**
$1F8CTRAリード/ライトカウンタA制御
$1F9CTRBリード/ライトカウンタB制御
$1FAFRQAリード/ライトカウンタA周波数
$1FBFRQBリード/ライトカウンタB周波数
$1FCPHSAリード/ライトカウンタAフェーズ
$1FDPHSBリード/ライトカウンタBフェーズ
$1FEVCFGリード/ライトビデオコンフィグレーション
$1FFCSCLリード/ライトビデオスケール
*ソースレジスタとしてのみアクセス可能(例 MOV DEST, SOURCE)
** 現状未実装。予約領域。

 512COGは32bit命令を実行します。

COG制御

 COGのスタートとストップを管理する3つのHUB命令があります。

COGID   D `このCOG番号をDへ保存
COGINT  D `Dに従ってCOGを初期化
COGSTOP D `COG番号Dをストップ

 COGID命令でDへCOG番号を保存します。この命令は、そのCOGをストップまたはリスタートさせるために、COGのID(全8個)を知るときに使用します。

 COGINIT命令はCOGをスタートもしくはリスタートさせます。レジスタ D は

  1. どのCOGがスタートするか
  2. メインメモリのどこからプログラムが始まるか、
  3. PARレジスタに何が含まれているか

 この3つのフィールドを決定する情報を含んでいます。

 スタートするCOGのPARレジスタのビット[15..2]をD[31..18]へ書き込みます。


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